タロットリーディングで物語と繋がる1
こんにちは、桜です。
最近タロットの勉強をしているのですが、その練習がてらにタロットを使って物語を考える。というのを試験的にやってみることにしました。
どういった形ならお楽しみいただけるか、と考えた結果、
カードを読みながら物語を作っている流れで書いたメモを全文公開することにしてみます。
おそらく、かなり読みづらい部分はあるかと思いますが、ライブ感(?)を出したかった……、ということでご了承いただけると幸いです。
では、ぐだぐだ語るより、ということで、
以下、メモのコピーとなります。よろしくお願いします。
ちゃんとした文章でまとめた「プロット版」も公開しました!
では。
世界観・ストーリー:ワンドのエース(逆)
ワンドのエースの逆か〜。なんとも幸先悪いな。いいね。
意味としては、「滅び」とかが目についたなぁ……。
山とか城が堕ちる……。
ふむ。
では、次。メインカプの属性。
主人公:ワンドの10
相手役:ペンタクルの5
うわぁ〜! 大変そう!! やば、おもしろいなぁ……!
そうだなぁ。相手役は、教会前に捨てられた孤児の少女。
冬の夜(クリスマスがある世界なら、その日もあり)に、鶏ガラみたいな手足になって、最早震えてすらいない……。みたいなところを拾われる。
でもたぶん、それで救われたかに見えるんだけど、教会の中も腐敗しててヤバいんだよね。たぶん。
で、主人公の方は……。貴族の小姓かな……。
でも、めっちゃ重そうなの持ってるあたり、めちゃめちゃ重圧がある。つまりは、仕える主人の身代わりをしてる、みたいなのかな。影武者。
んで、その主人自体もクソだから、仕事とかも丸投げされてて、どっちが本物かもわからん。みたいな。
その二人は……。まあ、真っ当なところでいくと、領地視察に来た領主(影武者)とその地域にある教会に住む少女。なんだろうけど……。
なんか、磨いてみたら少女の見目が滅茶良かったから。領主(本物)の愛妾候補として売られてきた、みたいなのもありやな。
どっちにしようかな。
カードに聞いてみよう。
うーん。二者択一してみようかな。
現状:ペンタクルのエース
領地視察の近い未来:カップのエース(逆)
愛妾の近い未来:ワンドの9(逆)
領地視察の最終結果:カップのクイーン(逆)
愛妾の最終結果:ワンドの6(逆)
やばいくらい逆だらけだな……。
現状は安定してる。
つまりは、まあ酷い状態が常態化しつつも、まあ慣れてるし、みたいな感じ?
あくまで主人公は影武者くんだから、金銭的な不自由はしてないもんね。なるほど。
では……。領地視察で出会う、の方は……
なるほどなぁ。ざっくりいうと、カップっていうのもあるし、感情に振り回されて、恋愛に溺れる。かな。
にしても、領地視察がカップ。愛妾がワンドで全部逆位置っておもろいよなぁ。
まあ、それはともかく、愛妾の方は……
カードの意味で言うと、「もう影武者なんて、耐えられない!!」ってなる感じかなぁ……。
ふむ……。
まあ、なんかどっちに進んでも幸せにはなれなそう。
うーん。領地視察かな。面白そうなの。
愛妾の方は、影武者ヤダ!→諦めて逃亡→落ちぶれる→死
って感じがしてな……。
無難に領地視察で行こう。
領地視察して、恋愛方面に話が進みそうなのはわかった。
んで、具体的な話の流れだなぁ……
んー……。やっぱりワンドでやろうかなぁ。
なんかカップしっくりこない。
うん。
んで、じゃあ二人は買った男と買われた娘として出会うんだなぁ。
あーでもそっか。主人公がワンド10だから、その棒を下ろしてるようにも見える。
ただ、逆位置だから「下ろせない」んだろうな。
まあ、カードの男、最後の1本は握りしめて離さない、っていう風にもみえるしな。なるほど。
二人の関係性についてカードに聞こうかな。
二人の関係性:教皇
教皇か〜。てか、ここで大アルカナ出るんね……。
「父性」「権威」……。やっぱり、上と下、って感じかなぁ。
物語終盤にはどうなるのか聞こうかな。
物語終盤の関係性:ソードの2(逆)
え〜、おもしろ〜!
守ってたものが崩れる……、みたいな感じよねぇ。え〜〜、
エロ〜? エロなの〜??
ふふふふふふ
え〜、でもやっぱテーマは恋愛かなぁ。
身体からはじまる、みたいな。
えー、その間に何あったんだろ。
3枚引きで、間埋めようかな。
中盤1:カップの2(逆)
中盤2:塔(逆)
中盤3:節制
カップの2の逆!?
恋愛かなぁ〜とか言ってるところで、カップの2の逆って、ヤバくない!?
え〜、めっちゃいいじゃ〜ん。
愛を交わしてるのに、心が通わないんですね〜〜!!
いいじゃ〜ん!
んで、次が塔の逆でしょ〜、え〜、めっちゃ不穏〜! さいこう〜〜
そんでその次が節制か〜。いい感じで収まるのかなぁ。
でもなんか、足元の水が不穏で気になるなぁ。
ふむふむ。
タワーについて具体的に聞いてみるかな。
塔の内容:力(逆)/ワンドの5
飛び出たわ。
え〜、力逆位置、欲望に負ける、とか書いてんだけど。やばくない?
最初は愛妾候補として連れてこられた憐れな少女を、可哀想に思ってかばうんだけど、どうしようもなくて抱くんですね。わかります。
やっぱ今回、主人公「ワンド」がテーマだなぁ。
だから、ここの問題でも、主人公の芯になるものとかポリシーみたいなのに抵触するんだね。
ははぁ……。
たとえば、領主は人前では仮面をつけてる、みたいなので、影武者くんが影武者してても、最初少女の方は気付かないのよ。
まあ、そんなくらい似てる、ってことでもいいけど。
そんで、領主の代わりにあれやこれやしなくちゃならない主人公は、たまにある影武者じゃない時にも当然少女に会うんだけど、
罪悪感で優しくして、懐かれて、また罪悪感
みたいなループに陥る。
そんで、この中盤で、領主の代わりに少女とチョメチョメしなきゃならなくなって、領主の振りしながら、精神的に死にそうになりながらもやり遂げる。
そんでそうこうしてる間に、少女に影武者なことがバレるのよ。
たぶん、呼び方とかがぽろっと出ちゃって。
んで、「あなたも命令だったのだから」ってことで、見せかけの平穏が訪れる。
でも――、だよね。
そのあとどうしようかなぁ。
じゃあ、何でその均衡が崩れるのか聞こうかな。
均衡が崩れる理由:カップの4(逆)
そうか。新しいものに目が行く、ってことは、少女が離れて行こうとするんだ。
そんで彼女の新しい興味の対象に、めちゃくちゃ嫉妬心を覚えて、
少女を抱いた時、見ない振りしていた自分自身の欲望に気付くのね。
そんで、それきっかけで、うーん、うっかりどっかでキスしちゃう?
まあ、そんな感じで少女にも気持ちがバレて、逃げられる……のかな。
そうなってくると、黙ってないよね領主(本物)。
何するんだろ。
領主(本物)の行動:カップの8
カップの8……。離れちゃうなぁ……?
つまり何もしない? いや、むしろこれまでの行動をあらためるまで行くのかな。
まあ、そんで真面目に仕事をするようになり、それによって少女との関係も一旦落ち着くのか?
落ち着く、ではないのかな。違約金もらって、姿消しちゃいそうだな。
じゃあ、とりあえずはそんな感じで、少女行方不明、影武者くんは領主補佐に落ち着き、かな。
ところでなんで改心したの……?
領主(本物)の改心理由:ソードの5(逆)
なんか、思いもよらんもんが出たな……。絶対恋愛がらみだと思ったのに……。
あ! わかった!!
領主が心変わりしたんじゃないわ! 多分こいつに弟とかがいて、クーデター起こされたんだわ! そんで処刑された感じだ!
それでまあ、領地は正常化。影武者くんもこれまでの功績が認められて、領主補佐に、かな。
あれだな……。多分この弟くんと主人公、裏で繋がってたんだなぁ……。
それだわ。
ああ、そうなってくると、ワンドの6の逆位置もなるほどだよね。
勝利ではあるけど、たぶん清々しい勝利ではないんだ。
なるほどなぁ……。
んじゃあ、最後にあれだ。主人公と少女の再会について。
二人の再会のきっかけ:隠者
ハーミット……? 精神的な成長を果たせたら、的な?
ふむ、でもまあ、とりあえずあれか。隠れて暮らしてた少女を、主人公が根性で……、まあ隠者だから、知能を使って、だろうけど、
まあともかく、根性で見つけるんだな。うむ。
なんか今日はこの隠者の顔がすごく女性的に見えるなぁ。多分、これ少女側の暗示だな、
そう考えると、多分少女は雪深い山で生活していると見た。
再会のシチュエーション:魔術師(逆)
魔術師の逆〜? なんか、嘘ついてるとか?
なんか庭っぽいなぁ。下の薔薇とかユリが。なんか、庭で会いそう。
ふむむ。となるとあれかな。
少女が何らかの「嘘」で呼び出されて、そこに何にも知らない主人公が登場して、お互いが「えっ!?」みたいな感じかな。
あ、あれだな。多分この庭、主人公が領主補佐になった時点で与えられた屋敷の庭だな。
んである日、家の庭に探し続けてた少女がおる。みたいな感じやな。
……なんかずっと少女少女、って言ってたけど、たぶん愛妾候補になった時点で成人してるよな。「少女」でいいのか……? まあいいか……。
こんなかんじかなぁ。
おそまつさまでした。
なんかあらためて読みなおしてて気付いたんですけど、
領主(本物)、1枚目の時点で「カップ8」が出てて「離れちゃう」って言ってるんですよね……。
そのあと読み続けたら、しっかりこの世から「離れちゃう」し。
カードって面白いなぁ……。
それに、主人公が「ワンド10」、愛妾ルートの流れが「ワンド9」と「ワンド6」。中盤でも「ワンド5」が出てて、
テーマは「ワンド」だなぁ、って思ってたんですけど、
世界観・ストーリーではじめに引いたのも「ワンドのエース」なんですよね〜。しかも、エース。
めっちゃおもろい。
とまあ、こんな感じで楽しく1時間くらいやってました!
楽しかったです〜!
今回は試験的にやってみたのですが、かなり楽しかったのでまたやります!
ここで考えた作品は、基本的には小説として仕上げる気はないのですが、気が向くか、めっっっちゃ要望あったら考えます。
では今回はそろそろこの辺で。
ありがとうございました!
今回使ったタロット
❀THE RIDER TAROT DECK
プロット版もよろしく!
【プロット版】タロットリーディングで物語と繋がる1
メモ書きver.を(ちゃんと読める文章で書いた)プロットにしました!
メモver.はこちら。
とある地方の領主エヴィルスに仕えるルークは、彼の影武者をしていた。
エヴィルスは領主としての仕事をこなすこともなく、日々放蕩に耽り、領民たちからの評判もとても悪い。楽をするためだけに、声の似ていたルークに仮面をつけさせて、領主のフリをさせていた。
そんなある日、エヴィルスの命で愛妾候補を募ることとなる。十人余りの若い娘が無理矢理連れてこられ、ルークは内心憤りを覚えながらも、どうすることも出来ずにいた。
その愛妾候補たちの中で、教会から来た孤児として育ったエレシアナは、大変美しい顔をしていたが、栄養不足からか身体つきが貧相であったがゆえに、手付きになることを免れていた。
ルークは影武者をしていない時間に偶然エレシアナと会い、次第に中を深めていく。だが、領主として彼女と会う際は、酷い言葉も投げつけねばならず、罪悪感を感じていた。その罪滅ぼしとして、素顔の時に優しく振る舞うことで、エレシアナは心を開いてくれるものの、そのことがより罪悪感を膨れ上がらせていった。
だがそんなある日、ルークがエレシアナに目をかけているということを、エヴィルスに知られてしまう。それを面白がったエヴィルスが、「領主のフリをしてエレシアナと床入りせよ」と、惨い命令をルークに下す。
命に従う他ないルークは、エヴィルスの指示通りにする。
だが、その様を悪趣味にも眺めていたエヴィルスが突然姿を現し、エレシアナに影武者の事実ごと露見してしまう。
エレシアナは事情を悟り、仕方がないと諦念を見せる。だがその日以降、彼女はルークを避け、会えなくなってしまう。
それを当然のことと理解はしつつも、彼女を失った寂しさと周囲の人間への嫉妬心を覚える。そのことで、自分の想いと独占欲を自覚する。
そんな中、民衆の空気が不穏なものになってきていると、ルークは気付く。自分のエゴだと知りつつ、エレシアナだけは逃がしたいと彼女と話すが、交渉は難航。感情的になり、喧嘩別れのような形のまま、民衆が蜂起する。
はじめは逃げ惑うエヴィルスに付き従うルークだったが、逃げ道を示すフリをして彼を誘導していく。その誘導の先にはエヴィルスの弟であるルシフェが、兵を引き連れてそこにいた。
ルークは前々からルシフェと繋がっており、ようやくエヴィルスもルークが裏切っていたことを悟る。
そのままエヴィルスは連れて行かれ、後に民衆の前で処刑された。
これまでの領主代行のような仕事を買われ、新領主となったルシフェの補佐になる。混乱も落ち着き、平穏が訪れる――が、エレシアナは消息を断ち生存すら絶望視されていた。
それでも彼女を諦めきれないルークは、その姿も探し続けるも見つからないまま月日が過ぎていった。
ある日、ルシフェから早めに帰宅するように促され、領主補佐になった際に与えられた自邸に戻る。その庭を散歩していると、そこに一人の女がいるのに気付く。
振り返った彼女もこちらを見て驚き、彼女――エレシアナの姿を見たルークは安堵で泣き崩れた。
領主の名前でまた1枚もらったんですけど、「悪魔」が出てきて、大変素晴らしいな……、と思いました……。